実践!購入編

不動産購入時のノウハウを書いてみました。購入の決断は素早く、しかし慎重に!
普段から不動産広告や実物に良く目を通しておきましょう。

不動産購入時の諸費用

購入時の諸費用は一般に物件価格の5%~8%といわれます。
これらの費用はいわゆる「頭金」とは別に用意しておくことが望ましいとされています。
頭金は物件価格の20%が必要とされます。頭金と諸費用とで物件価格の25%~28%が必要なのです。
この金額が手持ち資金として用意されていなければならないことになります。

 

◆登記費用

主として所有権移転登記、抵当権設定登記の費用のことです。
司法書士への報酬額も含めて考えてください。
購入する不動産の評価額および銀行からの借入額によってそれぞれ金額が異なります。
各種の軽減措置があります。

 

◆固定資産税等の精算金

売買の年の固定資産税・都市計画税は売主が支払いますが、
その税額については引渡日を境に日割りで精算します。

 

◆各種精算金

たとえばマンションの場合、管理費・修繕積立金を日割り精算します。

 

◆仲介手数料

仲介業者に支払う規定の仲介手数料です。物件価格が400万円を超える場合、
成約価格の3.15%+6.3万円(消費税込み)です。

 

◆ローン諸費用

・融資手数料:金融機関の手数料です。銀行により異なります。

・融資保証料:借入額によって異なります。銀行ごとに定められています。

・火災保険料:通常任意加入です。物件の構造や所在地により異なります。

・団体信用生命保険料:ローン申込み時に加入する生命保険です。
 掛け金は一般に住宅ローンの金利に含まれています。

 

◆印紙税

売買契約書に貼付する印紙です。
たとえば物件価格が3000万円なら1万5千円の印紙を貼ります(特例措置)。

 

◆不動産取得税

所有権移転後に課税されますが、軽減措置があるので賦課されないことが多いようです。

必要書類

・実印

・印鑑証明

・住民票

・源泉徴収表

・住民税決定通知書

・納税証明書(個人事業主の場合)