鯖江のメガネが好きです
2021年06月22日
眼鏡チェーン店を覗くと、たくさんの中国製とともに、
品質の高い日本製も並べられています。
国内の日本製眼鏡の実に95%が福井県鯖江市で作られた眼鏡だそうです。
1900年代初頭、現在の福井市に増永五左衛門という人がいて、
雪に埋もれる貧しい農村の暮らしを何とか豊かにできないものかと考えました。
そして村をあげての眼鏡づくりを思い立ったのです。
大阪から職人を招き、村中の男たちを巻き込んで、
一から眼鏡づくりを始めていきました。
その後、活字文化の普及と共に眼鏡の需要も増え、
福井市から鯖江市をまたがる地域に眼鏡づくりが広がり、
「鯖江の眼鏡」は日本中に知れ渡りました。
1980年代になると、加工は難しいけれども堅くて軽く、
金属アレルギーを起こさないチタンフレームの開発に、鯖江が世界で初めて成功します。
こうして福井・鯖江は最高水準の技術をもって世界的な眼鏡の産地となっていきます。
私も鯖江のチタン眼鏡を買ってみました。
高価なものではありませんでしたが、長い付き合いになりそうです。