尾根緑道の桜が好きです
2022年04月01日
町田市上小山田地区の「尾根緑道」桜並木を散策してきました。
満開間近の桜が青空に映えてとても綺麗です。
この並木道は別名「戦車道路」と言われます。
第二次大戦が始まる直前の昭和15年に、
相模原市に旧日本陸軍の兵器工場が作られます。
名称は相模陸軍造兵廠(ぞうへいしょう)と言いました。
現在ではアメリカ陸軍相模総合補給廠になっている広大な一角です。
当時は日本軍がここで戦車を製造していたのです。
その戦車の走行テストコースであり、実地訓練の場となったのがこの「戦車道路」です。
陸軍が尾根の土地を買収して、昭和18年に戦車道路は完成します。
地形を利用した曲がりくねった道は走行テストコースとして最適だったようです。
戦車道路は戦後もしばらくの間、
防衛庁が戦車の走行テストとして使っていたといいますが、
その後、多摩ニュータウン建設のための土砂運搬道路として舗装され、
昭和の終わり頃から緑道として整備されていきました。
現在、町田の桜といえばこの「戦車道路」、
すなわち「尾根緑道」の桜並木といわれます。
上の記述は地形散歩ライター内田宗治さんがお書きになった文章を下敷にしました。
下にそのURLを貼っておきます。ぜひご覧下さい。
https://urbanlife.tokyo/post/38231/